小野子三山
標高:十二ヶ岳1200m、中ノ岳1188m、小野子山1208m
所要時間:約6時間
群馬県吾妻郡高山村にある、十二ヶ岳(じゅうにがたけ)、中ノ岳(なかのたけ)、小野子山(おのこやま)の小野子三山へ行ってきました。
十二ヶ岳と小野子山は、ぐんま百名山になっているようです。
入道坊主登山口(十二ヶ岳登山道 入口)から登り始めて、鞍部の分岐からは男坂で十二ヶ岳へ。
十二ヶ岳からは女坂経由で分岐まで戻り、中ノ岳、小野子山と縦走して、新ルートで下る周回コースです。
赤城山と榛名山に挟まれて、登山者の少ない静かな山ということで、こういう情報は逆に惹かれます。
ということで、少し前から気になっていて、そのうちに行こうと思っていた山でした。
軽く下調べした感じだと、それなりに登りごたえがありそうな感じです。
登山者駐車場
登山者用の駐車場があるそうなので、そこへ向かい林道を車で走っていましたが、途中から未舗装路になり、行けるのかどうか心配に・・。
前回、山中でスタックした車に遭遇したのもあり、ヒヨってしまい無理して進まないことにしました。
途中、路肩にスペースがあったので、少し戻って今回はここに置かせていただきました。
周囲には、見たところ3箇所の湧き水がありました。
採水の方用の駐車スペースのような感じです。
駐車場所から出発して、少し林道を歩いていくと、登山者用の駐車場がありました。
全然問題なく車でこれましたね・・。
入道坊主
ゲートを越えて、まずは林道歩き。
天気予報は、朝は雨、お昼にかけて曇りで、午後は晴れ間もありそうな予報でした。
スタート時点では、少しパラつく程度。
20分ほど歩いていくと、他の林道と合流しました。
予定では、写真の右奥の方から帰ってくるのを確認。
進むのは左上。
少し行くと東屋があり、その先に登山口があります。
この辺りが入道坊主という所なので、何か石像のようなものあるのかと思い、少しウロウロとしてみましたが、結局のところ入道坊主が何なのかは分からず・・。
十二ヶ岳
まずは、十二ヶ岳を目指します。
登山口からは、当日は渇れていた沢沿いの道を進みます。
その後は、しばらく杉林。
山全体が雲に覆われているようなので、新緑も重なり幻想的な雰囲気。
5月下旬〜6月上旬くらいがヤマツツジが咲き、ベストシーズンらしいです。
1〜2周間くらい早かったかなぁ。
咲き始めのが、ちらほらある感じでした。
鞍部の分岐点に到着です。
まずは、十二ヶ岳を目指しますが、すぐに男坂と女坂の分岐になります。
上りは男坂から行きます。
なかなかの急登で、ロープが設置されています。
十二ヶ岳山頂に到着!
360度見渡せる、ひらけた山頂ですが、あいにく曇り空で何も見えません。
晴れていれば、スゴく展望が良さそうです。
何の展望も無いのですが、雨も上がっているので、山頂でお昼休憩にしました。
道の駅おのこで買ってきた、舞茸のおこわと唐揚げを雲の中で食べます。
中ノ岳
休憩後、ここから中ノ岳へ行きます。
下りは女坂から、鞍部の分岐まで戻ります。
女坂も、山頂直下は急坂でしたが、その先は緩やかな道です。
鞍部から中ノ岳へ。
中ノ岳も、急勾配の斜面です。
中ノ岳山頂は、木々に覆われています。
少し、晴れてきそうな模様。
小野子山
中ノ岳からは、小野子山を目指します。
うーん、完全に雲の中。
しかも、段々と深くなってきた。
出た!この看板!!
今日、何度も現れるこいつは、急斜面の予告。
中ノ岳から小野子山は、少し距離があります。
ここらで、雨足が強くなってきたので、レインウェアを着込みました。
小野子山山頂に到着。
ここも、展望が良いはずですが、何も見えず・・。
すっかり、雨空になってしまいました。
晴れ予報は、どこにいったんだか。
新ルートで下山
小野子山山頂からは、林道・入道坊主方面へ下ります。
山火事用心の看板の裏側に、薄い踏み跡があったので、そこから下っていきます。
(看板は移動するかもしれないのでご注意ください)
少し歩いていくと「ここは地図にないルートです」との案内が。
そう、今現在は山地図には載っていないルートです。
小野子山の計画中にアプリを見ていると、ここの道を歩いている踏み跡がアプリ上ではそれなりにあったので、行けそうだと思い選んだルートです。
あとは、現地判断だなぁと。
歩いてみると、他の道に比べると薄いものの、踏み跡は有り慎重に行けば迷うことはなさそうです。
整備はされているようで、ロープが設置されていたり、一定の間隔でピンクのテープが付いています。
ここのコースは、全体的に急斜面が続くので、上りでも下りでもけっこうハードです。
何ヶ所かは、ひらけている所もあったので、天気が良ければ眺めも良さそうです。
いつ頃から存在するルートなのかは分かりませんが、今日のルートの中では一番好きな道でした。
雨に打たれながら、無事に林道まで下りてきました。
林道沿いの石垣がある所が、新ルートの入口です。
あとは、入道坊主方面へ行き、駐車場所まで林道歩きで終了です。
ハタの湯
山を下りてくると、下の方は路面が乾いていました。
山の上の方だけ、雲がかかっていたようです。
帰りに、小野上温泉のハタの湯というところに寄ってきました。
施設は大きくて広い上に、なんといってもリーズナブル!
大人410円でした。
お湯もまぁまぁ良いし、登山後にひとっ風呂浴びるには最高です。
ハタの湯のウェブサイトはこちら
https://hathanoyu.capoo.jp/
小野子三山の感想
今回は、天候に恵まれませんでしたが、静かな山歩きを堪能できました。
大荒れしなければ、雨の中も嫌いじゃないです。
十二ヶ岳は展望が良さそうなので、いつか晴れの日に再チャレンジしてみたいです。
今回のコースは、岩場は殆ど無くて危険箇所も少ないので、歩きやすい道でした。
全体的に、どこのピークも急斜面が多かったので、思っていたよりは体力を使いました。
地図には載ってないですが、新ルートというところが面白かったので、余裕を持って歩ける方にはオススメしたいですね。
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