子持山
標高:1296m
所要時間:約5時間30分
群馬県沼田市と渋川市にまたがる子持山(こもちやま)へ行ってきました。
5号橋から出発して、7号橋、屏風岩、獅子岩を経て子持山山頂へ。
下山は柳木ヶ峰まで戻り、分岐から大タルミ、浅間を経由して5号橋へ戻るルートです。
10月も中旬になり、木々も色付き始めた今日このごろ。
気温的にも歩きやすくなってきたので、どこに行こうか悩みどころですが、今回は子持山にしました。
標高はそれほどでもないのですが、けっこう登りごたえがありそうなので、楽しみです。
今回は、山と高原地図のコースガイドで紹介されている、子持山登山らしい周遊コースというのを行ってみます。
5号橋
本日の出発地点は、5号橋です。
路肩が広がっていて、無料で駐車できます。
少し下にもスペースがあって、計20台くらいは停められそうです。
トイレはありません。
6号橋
車道を5分ほど歩いて6号橋を通過。
ここからも、登山道があります。
7号橋
10分ほど歩いていくと7号橋に到着。
6、7号橋ともに駐車場があるので、自分のスタートとゴールに合わせて停めるといいと思います。
7号橋の少し上に、子持神社奥ノ院があるので、お参りしていきます。
屏風岩
子持神社奥ノ院から、また少し上がると道沿いに屏風岩の入口があり、今日はここから登っていきます。
なかなか良い雰囲気の木道になっています。
橋を渡ると屏風岩です。
ふむふむ。
ふむ。
展望岩
ここから山道になります。
沢沿いを歩いていくのですが、水量が乏しくてすぐに涸れてしまいます。
沢コースというよりは、谷コースといったところでしょうか。
少し行くと、分岐点に差し掛かります。
左側は、尾根伝いに獅子岩までいくコースのようです。
今回は、右側の谷沿いを進みます。
植林地帯を30分ほど黙々と歩いていた時、ふと右上を見上げるとカモシカがいました。
10m程度の至近距離ですが、カモシカは動かない。
数分間、お互いに見合っていましたが、カモシカがゆっくりと動きながら草を食べ始めました。
大丈夫そうだなと思い、こちらも歩みを再開。
お互いにチラチラと確認しながら、すれ違うのでした。
登り詰めていくと、植林地も終わり尾根が近付いてきます。
尾根に取り付くと、展望岩の道標がありました。
展望岩は、地図などには載っていなかったのですが、どんなもんかとチョイと寄り道です。
おぉー、スゴく眺めが良い。
予定には無かったので、得した気分。
これから行く、獅子岩も見えます。
なかなか迫力のある良いアングルです。
獅子岩(大黒岩)
分岐まで戻り、獅子岩を目指します。
この辺りから、足元は岩場が増えてきます。
再び寄り道。
獅子岩に到着。
ふむふむふむ。
獅子岩は、上に登れます。
梯子と鎖で。
んー、360度の好展望。
これから行く、子持山も見えます。
周囲が切り立っているので、高度感もあります。
さて、下りて山頂へ向かいますか。
この年季の入った鉄梯子がいい味を出しています。
柳木ヶ峰
獅子岩からは、山頂手前のピーク、柳木ヶ峰というところを経由していきます。
山の上の方は、色づいてきていますね。
獅子岩からは、30分ほどで柳木ヶ峰に到着です。
山頂感はあまり無くて、分岐って感じですかね。
子持山
山頂までは、もうひと息。
山頂が見えてきました。
岩場も多くて、登りごたえがあります。
山頂が近付いてくると、なんだか賑やかな声が聞こえてきました。
写真には残していませんが、地元の小学生が学校で登山に来ていました。
山頂はけっこうスペースが有り、外側からの見た目とは裏腹に、穏やかな低山のようです。
山頂からは、東側だけ開けていて、沼田や昭和方面が見えます。
子供たちがいなくなってから、ここでお昼休憩にしました。
大タルミ
山頂からは、柳木ヶ峰まで戻り大タルミへ向かいます。
柳木ヶ峰から大タルミ間は、けっこうな急坂です。
急坂を下り終えると、大タルミです。
7号橋に下れる分岐になっています。
浅間山
ここからは、穏やかな尾根道になります。
季節柄、暑くもなく寒くもなく、心地よい山歩きです。
1時間ほどで浅間山に到着。
通過するピークといった感じです。
この辺りは、これくらいの標高によくある感じの道です。
植林じゃないので、歩いていて飽きないです。
尾根筋の分岐から、5号橋方面に下ります。
最後は、少し急になった下り坂で5号橋まで戻り、本日も無事終了です。
金島温泉 富貴の湯
帰りに、富貴の湯に寄ってきました。
ここは、他の山へ行く際の通り道で、よく看板を見かけていたので、そのうち行きたいなぁと思っていた温泉です。
内湯と露天がありますが、10人くらいでいっぱいになってしまう程度の広さです。
夕方に差し掛かる時間帯だったのもあるのか、地元の人が多く訪れていて、少し混み合っていました。
シンプルな施設で浴場は少し狭いですが、お湯がとても良いです。
少し匂いと濁りがあり掛け流しの良い温泉で、地元の人に愛されるローカルの温泉といった感じです。
温泉のウェブサイトはこちら
http://fuukinoyu.jp/
子持山の感想
子持山は、有名どころの赤城山と榛名山に挟まれているので、静かな山歩きになりそうかなと思っていましたが、山頂には子供たちがいて予想外の賑やかさでした。
天文台の方からだと、アプローチがしやすいのかと思います。
平日にもかかわらず、その他3名の登山者もいましたので、里山的な感じで親しまれているのかもしれません。
子持山を低山と言っていいのか微妙なところですが、この標高にしては岩場も多くて登りごたえがありました。
展望の良いポイントもいくつかあり、獅子岩からの眺めは雄大な自然を感じ、特筆するものがあります。
展望岩から山頂までのラインは、子持山の特徴が表れている良い道で、たくさんのコースがありますが、この登山道がオススメです。
登山口までのアプローチも良く、様々な景観と道を味わえる、とても良い山でした。
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