黒滝山と五老峰、九十九谷

黒滝山と五老峰、九十九谷

黒滝山
標高:870m
所要時間:約5時間

群馬県甘楽郡南牧村にある、黒滝山(くろたきさん)へ行ってきました。
黒滝山登山口より作業道を経て、黒滝山不動寺に立ち寄り、黒滝山山頂へ。
山頂から戻り、五老峰の観音岩、鷹ノ巣山と寄って、九十九谷橋に下りるルートです。

先日、新しい登山靴を購入しました。
というのもあり、今回は黒滝山です。
ここは前から行きたかったのですが、山の案内や写真の紹介では、馬の背や鉄梯子などがあり、少し足元の難易度が高いのかなぁという印象でした。
もう少し、しっかりした靴を買ったら行こうと思っていたので、靴を慣らしがてら挑戦です。

ある紹介文では・・
「山岳信仰霊場と千年余年の歴史を誇る「黒瀧山不動寺」を中心に、観音岩、九十九谷、馬の背、鷹ノ巣山などの山全体を黒滝山といい、スリルのある奇岩と抜群の展望が同時に楽しめます。」
とあり、また他のところでは
「岩山全体を五老峰と呼ぶ」
とあります。
いまいち、それぞれ何処にあるのかが分からずに行ってみた感じです。

黒滝山

黒滝山登山口駐車場

本日の出発地点は、こちらの黒滝山登山口駐車場です。
10台ほど無料で駐車できますが、トイレなどはありません。

黒滝山登山口駐車場

黒滝山登山口

駐車場からは、車道歩きです。

車道

数分ほど歩いていくと、登山口の案内板がありますので、ここを入っていきます。

黒滝山登山口

黒滝不動寺までの林道と作業道

黒滝山登山口とありますが、黒滝不動寺までは、ほぼ林道と作業道歩きでした。

林道

黙々と道を歩いていくと、作業現場のような所に。
随分と急斜面にモノレールを設置しているなぁ、と思いながら荒れている道を進んで行くと・・。

作業現場

突然、道が無くなっていました。

行き止まり

何かおかしいなぁと思い地図を確認してみると、手前の方から山へ入って行く道があるようです。
ここは、林道工事の最前線でした。
というわけで、来た道を下ります。

工事中

この辺りが怪しいなぁと思い、法面の間を登っていくと、その先に道が続いていました。
流石に、これは分かりづらい。

登山道入口

その先も、作業道のようなところを登っていきます。

作業道

分岐から黒滝不動寺方面へ下ります。
道標には「荒船山」の文字が。
んっ?と、一瞬思いましたが、確かにこの先を尾根伝いに歩いていけば荒船山までいくか、と。
健脚の方は、歩いて行く人がいそうだ。

分岐

少し下っていくと、建物が見えてきて黒滝不動寺に到着です。

黒滝不動寺

黒滝不動寺

山の中なのに、キチンと維持管理されています。

黒滝不動寺

けっこう大きな建物がいくつもあります。

黒滝不動寺

フラッと寄るつもりでしたが、敷地も広くて長居してしまいました。

黒滝不動寺

せっかくなので、鐘も鳴らしてみたりして。

黒滝不動寺

平日なのに、ちらほらと参拝の人もいます。

大スギの説明

大スギも立派

黒滝山の大スギ

黒滝山

黒滝不動寺をあとにして、黒滝山の山頂へ向かいます。

登山道

ここも、入り口が分かりづらくて、少し通り過ぎてから戻ってきました。
この辺りかなぁという所を彷徨いて探していると、薄っすらと踏み跡が有るような無いような。
小さなピンクテープが巻かれていたので、ここから上がってみることに。

山頂入口

少し登っていくと、道がありました。
下部は、だいぶ踏み跡が薄いので、みなさん思い思いのところから上がっている様子。

登山道

尾根に上がってからは、少し傾斜が大きくなります。

登山道

黒滝山山頂に到着。
特に展望はなく広くもないですが、天気が良くて日差しがあったので、今日はここの木立の中でお昼休憩にしました。

黒滝山山頂

五老峰 観音岩

山頂からは西側から下りて、巻くように黒滝不動寺方面に戻ります。

登山道

九十九谷方面へ向かいます。
ここからが、今日のメインです。

登山道

梯子を超えると、馬の背が見えてきました。

馬の背

両側が切り立ってますが、手摺りもあるので問題なく歩けます。

馬の背

馬の背を超えると鎖場。

鎖場

長い鉄梯子。
この梯子はけっこう角度があり、年代物なので一株の不安感もあり、一番ドキドキした区間でした。

梯子

上まで登り終えてからの写真。
切り立った岩場で、スリル満点の区間でした。

馬の背、梯子の区間を上から

馬の背を越えたら、観音岩へ向かいます。

登山道

尾根道を進んでいくと、大きな岩が現れます。

観音岩

岩を周っていくと、観音岩の上に出ます。
この辺りの岩山を五老峰と呼び、その最高峰が観音岩らしいです。

観音岩

ここは360度の展望。

観音岩

九十九谷~鷹ノ巣山

観音岩から分岐まで戻り下っていくと、また岩場が出てきました。

登山道

ここの下に見えている谷が、九十九谷と呼ぶっぽいです。
とても良い景観です。
残念ながら、この谷を歩ける道は無いようです。

九十九谷

ここも切り立った岩の上を歩きますが、よほどギリギリを歩かない限りは大丈夫。

九十九谷

鷹ノ巣山にも寄っていきます。

登山道

外側から見ると尖った感じなのでしょうが、登った感じは特徴を感じられないです。

鷹ノ巣山山頂

山頂はスペースは無くて、展望も良くないです。
+αで、余裕のある人は寄ってもいいかなぁ、という感じ。

鷹ノ巣山山頂

九十九谷登山口

あとは、九十九谷登山口まで下っていきます。
ここは少し急坂。

登山道

九十九谷登山口に到着。
山のお水が引かれていたので、冷たいお水で顔を洗って、本日も終了です。

九十九谷登山口

滝の淵

滝の淵というところを、行きの車で見かけたので、帰りに寄ってみました。

滝の淵

大きな淵があるのかなぁ、なんだろうなぁと行ってみると。
大きな淵のある滝で、「滝の淵」という名前の滝でしたね。
なかなか良い滝。

滝の淵

黒滝山の感想

五老峰の辺りは、変化に富んだ道でスリルも有り、とても面白かったです。
切り立った岩場でしたが、安全に歩けました。
いろいろな要素が詰まった、面白い山行でした。
一部、入口が不明瞭な箇所があったり、名称がよく分からなかったので、案内板などが充実したらより良いですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました