仙人ヶ岳
標高:662m
所要時間:約6時間
栃木県足利市と群馬県桐生市に跨る、仙人ヶ岳(せんにんがたけ)へ行ってきました。
栃木百名山と足利百名山になっているようです。
岩切登山口からスタートして、熊の分岐を経由して仙人ヶ岳山頂へ。
山頂からは熊の分岐まで戻り、猪子峠を経由して岩切登山口まで戻るルートです。
足利辺りの山域は、この冬のお気に入りで何度か足を運んでいました。
特に、松と岩場の尾根道が特徴的で、歩いていて楽しい尾根が多かったです。
緑が豊かな時期にも訪れてみようと思い、今回は仙人ヶ岳に挑戦です。
駐車場
今回の出発地点は、県道218号線沿いの路肩のスペースです。
特に案内板などは無いのですが、ここに停めてよいとの情報があったので、駐車させていただきました。
先客1台。
トイレはありません。
仙人ヶ岳
サクッと準備して、登山口に向けて出発。
登山口までは、5分程度の車道歩きです。
岩切登山口
車道を歩いていくと、橋の袂に案内板が出ていますので、左側の道に入っていきます。
道なりに進んでいきます。
沢沿いの道
しばらく進むと、沢にあたりますので、ここからは沢沿いの道を歩いていきます。
水量は多くないですが、何度か沢を渡りながら登っていくので、増水時は通れないコースかもしれません。
歩いていると暑い季節になってきたので、沢沿いのコースが心地よいです。
生満不動尊
沢沿いを歩いていると、何か建造物が見えてきました。
生満不動尊というらしいですが、朽ちてきてしまっています。
鉱山跡
この辺りは、マンガンが採れたらしく、いくつか坑道跡があります。
熊の分岐
沢の水も無くなってきたら、熊の分岐まではもう少し。
ここまでは、緩やかな上りでしたが、熊の分岐の手前からは急坂になります。
登山口から約70分ほどで、熊の分岐に到着。
赤雪山分岐
ここから仙人ヶ岳山頂へ向かいます。
ここからは尾根道ですが、そうそうこの感じ。
岩がゴツゴツした感じが良い道ですね。
赤雪山との分岐に到着。
山頂
ここからは、緩やかな尾根道。
尾根伝いに、仙人ヶ岳の山頂があります。
展望は殆ど無くて、木々の間から少し見える程度ですが、緑に囲まれて気持ち良い尾根の山頂です。
今日は、ここでお昼休憩。
知の岳
山頂からは、同じルートで熊の分岐まで戻り、猪子峠へ向かいます。
全体的には下りながら、アップダウンを繰り返して、いくつかの小さなピークを越えていく感じです。
熊の分岐の少し先には、一角に松の子供たちがたくさん。
こういう道は、ちょっと珍しい。
知の岳に到着。
この辺りの小さな山々は、名称が地図にも載っていないので、あくまで看板頼りですのであしからず。
宗の岳
次に目指すピークが見えます。
意外と勾配があります。
猪子峠までは、ダラダラっと下っていく程度かと思っていましたが、けっこう大変そうな気配が・・。
宗の岳に到着。
犬帰り
次のピークが見えます。
ハイキングマップにも載っていた、「犬帰り」という所にきました。
上部に鎖があるけど、何処を下るのかな・・・。
少し彷徨いて覗いてみると、他の鎖を発見。
下ってからの下からの写真。
切り立っている岩の鎖場ですが、鎖を頼りに慎重にいけば問題ないです。
高さは十数メートルくらいですかね。
不安な方は、巻道もありました。
こういう道は、良いアクセントになるので、歩いていて面白い。
犬帰りの先には、惟の山があります。
猪子山
はい、お次が見えました。
熊の分岐から、足元は岩場が多かったのですが、特にこの辺りは岩が露出しています。
イメージしていた通りの尾根道で大満足。
ピークが近づいてきました。
低山ながら、岩峰のような感じで迫力があります。
猪子山山頂に到着。
猪子峠
猪子山を過ぎると、足元の岩はいなくなり、緩やかな下り坂です。
猪子峠に到着。
猪子峠からは、植林地を歩いていきます。
猪子トンネルの横に出たら、あとは車道を歩いて車まで戻り終了です。
仙人ヶ岳の感想
熊の分岐〜仙人ヶ岳は往復になりましたが、コースとしては周回のようになりました。
沢沿いの道、緑豊かな尾根、岩場の尾根、鎖場と変化に富んだ非常に面白いコースで、特に熊の分岐から猪子峠までの道は、歩き応えのある良い道でした。
この区間は、上りでも下りでも面白いと思いますので、歩き慣れている方にはお勧めルートです。
コメント