霧降の滝と隠れ三滝

霧降の滝と隠れ三滝

所要時間:約4時間

栃木県日光市にあり、日本の滝100選にもなっている霧降の滝と隠れ三滝(マツクラ滝、玉簾の滝、丁字滝)に行ってきました。

ここのところ、一向に進まない台風10号の影響もあり、大気が不安定で午後になると突然の雷雨が多いです。
そんなわけで、昼過ぎには帰ってこられるあまり時間のかからない山、暑くないエリア、当日の天候が比較的良いエリア・・・と、色々と模索した結果、日光の大山に行くことにしました。
霧降の滝から戊辰の道を通り大山へ行って、帰りに隠れ三滝を見て周ろう、という計画でしたが、途中で心が折れてしまいましたので、滝巡りだけになりました。

霧降の滝と隠れ三滝

駐車場

本日の出発地点は、霧降の滝駐車場です。
一番奥の上の段を利用させていただきました。
無料で駐車でき、レストランの辺りには公衆トイレもあります。

霧降の滝駐車場

霧降の滝

まずは、霧降の滝へ向かうので、少し駐車場から下りていきます。
まだ夏休み中だし、日中に行って人が多いと嫌だなぁと思い、朝一に滝見物から。

駐車場

レストランの横に、入口があります。

霧降の滝入口

遊歩道的な感じで、石畳で整備されています。
濡れていたので、少し滑りやすいかな。

霧降の滝への道

300mくらいなので、展望台までは10分くらいで着きます。

展望台

水量があって、落差もある素晴らしい滝ですが、チョット遠いかなぁ。
出来れば、もう少し近くで見たい。

霧降の滝

戊辰の道

一旦、車を停めた駐車場まで戻り、戊辰の道で大山を目指します。
入口は、駐車場の一番奥。

駐車場

入口が2つあり、どちらかなぁと思いつつ、気軽な気持ちで「つつじトンネル」と書いてある方から入りました。
まぁ迷うような所ではないし、途中で繋がっていそうなので・・。

入口

少し進むと、背丈くらいの笹藪・・・。
この時点で、戻ってもう一つの入口から進めば良かったのですが、道はあるので進んでしまいました。
これで、今日の行動が変わってしまいました。

戊辰の道

う〜ん、道はあるのでそんなに苦労はしないのだけど、けっこう笹が深い。
かき分けながら進んで行くと、前日の雨などもあり、下半身がずぶ濡れです。
んんん〜〜〜もぅ!!!てな感じ。

戊辰の道

どこか、右上に戻る道も有りそうだけど、左下に車道が見えたので下りることにしました。

戊辰の道

ここの辺りは、車道と並行して戊辰の道があり、途中で合流地点がある筈だから、取りあえずは車道を歩いていきます。

車道

少し歩いていくと、上に戊辰の道が見えたので、戻ります。

戊辰の道

そうそう、この感じ。
今日は、こんな感じの道をのんびりと歩いて、滝巡りをして帰るんだから。
登山じゃなくてハイキングよ。

戊辰の道

少し進むと車道と合流しました。
ここの道は、ゲートがあって一般車は入れません。
牧場用の道らしいです。

車道

車道をテコテコ歩いていると、カタクリ橋というところに到着。

カタクリ橋

橋の袂に丁字滝などの案内板が。
帰りは、こっちから戻ってくる予定です。

道標

車道と並行するような感じで、戊辰の道は尾根筋を進んでいきます。
この辺りから、どうも体に異変が・・・。
足やら腰やら、あちらこちらがチクチクする。

戊辰の道

ヤラれました。
ヤマビルです。
どうやら入口の笹藪で、足元やザックへ何十匹も取り付かれたようです。

ヤマビル

足のスネやふくらはぎ、首筋、腰などに張り付いているので、大格闘戦です。
ただ払うだけでは、離れてくれません。
液体ムヒを持っていたので、垂らしてやると奴らは丸まってしまい、指で弾けます。
気が付けば、足回りは血だらけになってしまいました。

ヤマビル

格闘の末、取り敢えずのところヤマビルは退治できたので、また歩き始めますが・・・車道と合流するところで、突然に道がない。
石垣の高さが数メートルあるのに、下り口が見当たらないのです。

戊辰の道

踏み跡も無くなっているし、ウロウロしてみるもこれといった場所が見当たらず・・。
結局、石垣が切れるところまで歩いて行き、道路に合流。

戊辰の道

なんだかなぁー。
笹藪から始まり、ヤマビルがあり、道は不親切だし。
今日はこういうのは求めていなくて、ハイキング気分なのよ。
というわけで、気分が乗らなくなってしまって、大山へ行くのは止めて滝巡りだけして帰ることにしました。

車道

マツクラ滝

気持ちを切り替えて、のんびりと滝を楽しむことにします。
車道を進んでいくと、牧場のゲートがあります。

ゲート

ゲートの手前に、マツクラ滝の入口があります。

入口

奥にマツクラ滝が見えました。
おー、なんか良い感じだぞ。

マツクラ滝

そして、滝ではなくて、何故かお蕎麦の説明が。

寒ざらし蕎麦の説明

滝へ行くには、2つ木橋を渡ります。
増水していると、近くまでは行けないですね。

木橋

マツクラ滝の手前は、斜面が崩壊中です。
転がっている岩は、けっこう滑りやすいのと浮石が多いので、少し注意が必要です。

崩壊している斜面

思っていたよりは、規模が大きくて迫力のある滝です。

マツクラ滝

マツクラ滝は、真下まで近付けます。

マツクラ滝

下まで行くと風圧がスゴい!
滝のシャワーを浴びて、先程までのモヤモヤが吹き飛びました。

マツクラ滝

玉簾滝

一旦、ゲートのところまで戻り、今度は道の反対側から玉簾の滝へ向かいます。

玉簾の滝入口

途中、大山への分岐があり少し心が揺らぎましたが、このまま滝へ。

登山道

水辺に下りれる道があったので、少し覗いてみる。

この辺りは、良い川床ですねー。
この先は切れ落ちているので、玉簾の滝かな。

道を進んで行くと、玉簾の滝休憩所というのがありました。
作った当初は滝が見えたのかな?
今現在は、ただ囲われているだけの台です。
滝の近くまでは行けないのかなぁ、とウロウロしてみるものの、強引に下りないと行けなさそう。

玉簾の滝休憩所

休憩所付近からのアプローチは諦めて、少し下流方面へ進むと矢印が出ていました。

玉簾の滝入口

楽に川へ下りれましたね。
先の方に滝が見えてます。

玉簾の滝

おぉー、良い感じの滝です。
2段になっていて、ナメた感じが好きです。

玉簾の滝

川幅いっぱいに、薄っすらと流れているのが、ここの辺りの特徴ですね。

玉簾の滝

かなり気に入った滝なので、ここでひと休憩。
ヤマビルの残党を片付けて、せっかくお弁当を持ってきていたので、時間も早いし疲れてもいないけれど、人も来そうにないのでお昼休憩にしました。

玉簾の滝

丁字の滝

さて、最後の丁字の滝へ向かいます。

登山道

ここも木橋なので、増水していると渡れないですね。

木橋

すぐに丁字の滝に到着です。
ここは別の沢筋でした。
縦長に落ちる感じの滝。
先の2つに比べると、少しスケールダウンかなぁと思うけど、流れる勢いがあってこれも良い。

丁字の滝

車道で帰る

一通り滝巡りも終えたので、駐車場へ戻ります。

登山道

沢沿いに歩いていくと、行きに通ったカタクリ橋に出ました。

カタクリ橋

ゲートのところまで戻ってきましたが、またヤマビルがいたら嫌だなぁと思い、遠回りだけど車道で帰ることにしました。

ゲート

あそこの道を通らなければいいんだけどね。
安全策です。

車道

にしても、やたらと駐車場があるよなぁ。
昔は賑わっていた時期があるのかね?
いろいろありましたが、駐車場まで無事戻り本日も終了です。

車道

ほの香

帰りに「ほの香」という、日帰り温泉に寄ってきました。
従業員の方は常駐していなくて、入口の自販機で券を購入して入るという、セルフ式の施設です。
無色透明で、肌がしっとりとする感じの良いお湯でした。
小ぢんまりとした施設で、5人くらい入るといっぱいになってしまうので、空いている時間帯ならオススメです。
登山帰りにはもってこい。

ほの香のウェブサイトはこちら
https://www.nikko-casual.jp/spa.html

ほの香

今回の感想

当初の計画とは、だいぶ変更になってしまったものの、隠れ三滝が予想以上に見応えがあったので、まぁ悪くない山行でした。
何が何でも計画通りというわけではなく、臨機応変に行動するという意味では、気持ちが乗らない以上は良い選択だったのかと思います。
ヤマビルは、今までも見たことはありましたが、ここまで多くの個体に取り付かれたのは初めてでしたので、良くも悪くも経験になりました。

霧降の滝と隠れ三滝は、気軽に立ち寄れる感じの道なので、ハイキングコースとしてオススメです。
ヤマビルだけご用心を。スタートを間違えただけかも知らんけど。

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