
両崖山 標高:251m
天狗山 標高:258m
所要時間:約5時間30分
栃木県足利市にある、両崖山(りょうがいさん)と天狗山(てんぐやま)に行ってきました。
さいこうふれあいセンター駐車場から出発をして、織姫神社から両崖山へ。
その後、第3ベンチまで足を伸ばして休憩をし、少し戻ってきてから小天狗、裏天狗をまわり天狗山へ。
天狗山からは、子安観音堂へ下山するコースです。
暖かい日も多くなり、だいぶ春の気配を感じるようになってきた今日この頃。
ふと、梅でも見に行こうかと思い、梅が咲いている名所的な山は何処だろうかと、少し探してみた。
すると、足利市にある両崖山の麓に西渓園というのがあり、登山道から一面に広がる梅林が見えるとのことなので、行ってみることにしました。
両崖山と天狗山を周るだけのコースだと、距離的に少し物足りなさそうに感じたので、両崖山から関東ふれあいの道で目的地を決めずに行ってみました。
行ったとしても、最終地点は大岩山天空西公園までで折り返し。
途中に休憩適地があれば、そこでお昼休憩をして戻ってこよう、という少し曖昧な感じの計画です。
さいこうふれあいセンター駐車場
本日の出発地点は、さいこうふれあいセンター駐車場です。
登山者は無料で利用でき、仮設ですが水洗のトイレもあります。
こういう駐車場はありがたいですね。

織姫神社
まずは、通りを歩いて織姫神社へ向かいます。
この日は特に暖かくて、気温は20度以上あったので、久々にフリースを羽織らずに長袖シャツ1枚で行動。
先週は、同じ関東圏の低山で雪の上を歩いていたのに、この気温差。
季節の移ろいを感じます。

通り沿いの交差点のところから、織姫神社へ上がっていきます。

何の由来がある神社か分からないけど、参拝してから出発です。

鏡山
織姫神社の裏側から入っていきます。

少し車道歩き。

10分ほど歩いていくと、鏡山へ着きます。

山頂は、のんびりと寛げるスペース有り。
この辺りは、車で来れるのでけっこう人がいます。

明石山
この先からが登山道といった感じです。

足元は岩が露出していて、松の木が生えている尾根道で、けっこう好きな感じです。

すぐに明石山山頂に到着です。
尾根の途中にあるピークといったところ。
足利百名山だそうです。

両崖山
道の途中には、立て看板が。
梅林のある西渓園は、今は砂防ダムの工事中ため入れないそうです。

天気が良かったのもあってか、平日なのにすれ違う人がたくさんいます。
低山でアクセスも良くて、なかなか歩きごたえのある道が続くので、人気があるのも頷けます。

岩場もありいい感じです。

岩場に上がると、西渓園と思われるところが見えますが、なんか思っていたのと違う。
ネット上で見かけた写真だと、梅林が雲のように広がっていたのですが、そんなんでもない感じです。
初めて来た所ですし地元でもないので、工事の影響か山火事の影響かは分かりませんが、少し残念な気分です。
やはり、ネットの情報は参考程度ですな。
梅林とは別として、低山の谷間に砂防ダムはいらないと思う。

両崖山もすぐそこです。

最後に階段をひと登り。

両崖山山頂に到着です。
織姫神社からは、けっこうのんびりと歩いてきましたが、40分くらいで着きました。
続々と登ってくる感じで、けっこう人気がありますね。

第1ベンチ
両崖山山頂からは、関東ふれあいの道で大岩山方面へ向かいます。
殆どの方が、両崖山の往復か天狗山方面へ向かうようで、一気に人がいなくなりました。

道は、階段などで整備されており、踏み跡もしっかりあります。

一度下り、登り返すと第1ベンチがあります。
大岩山方面が一望でき、ロケーション的には最高です。

第2ベンチ
ここの道が、岩が交じり開放的な尾根で、爽快な感じでなかなか良いです。

雷電神社分岐を過ぎて、再び下り道。

登り返した先に、第2ベンチがありました。

第3ベンチ
その後、車道を渡り・・。

再び登っていくと、飛天石というのがありました。
眺めが良くて、ちょうど下を北関東自動車道のトンネルが通っています。

飛天石の横に第3ベンチがあり、休憩には丁度いいので本日はここまでとします。
随分と中途半端なところまでですが、当日はイマイチ調子が上がらなくて、筋力的にはまだまだ問題がないのだけれど、どうも力があまり入らない状態です。
おそらく、季節の変わり目で急に気温が上がったり、上手く補給が出来ていなかったり、前日も含めて連日お酒を飲み過ぎていたりして、コンディションが整っていない感じでした。
というわけで、北関東自動車道を行き交う働く車たちを見下ろしながら、「ん〜、なんか調子わりーなぁ」と思いながら、グダグダとお昼休憩です。
山を楽しむには、日頃から自分のコントロールも大事だなぁと、改めて感じた次第です。

小天狗
さて、ゆっくりと休憩をして少し回復してきたところで、両崖山方面へ戻ります。
予定では、両崖山まで戻ってから天狗山へ向かう予定でしたが、来る途中で小天狗・裏天狗への分岐を目にしました。
この山の存在は、事前の下調べで把握をしていましたが、特に気にもしていない感じでした。
が・・・歩きながら眺めていると、やや尖り気味の山容が登山意欲を唆ります。
というわけで、予定変更で小天狗と裏天狗へ向かうことに。

踏み跡はしっかりとあるので、訪れる方は多いようです。

小天狗山頂は、ベンチも有り展望が良いです。

裏天狗
続いて、裏天狗へ向かいますが、この辺りからの風景がなかなか衝撃的でした。
そう、数年前に起きた山火事の跡が、生々しく残っています。

正直、足利の山火事については、遠方の出来事です。
ここまでの行程でも、看板などで注意喚起はされているものの、あまり気にせずに歩いていました。

目の前の風景に、何となくモヤッとした気持ちになりつつ、裏天狗に到着です。

裏天狗からは、西側へ下ります。
ここの尾根なんかは、美しい岩尾根だったのだろうと想像しますが、今は黒く煤けてしまっていました。
行程の中では、他のところも山火事の跡はありましたが、この辺りが一番インパクトが強い感じです。
長い時間を掛けて再生はされていくと思いますが、まだ焼け跡が残る今だからこそ、登山者には裏天狗へ訪れて欲しいなぁと思います。

天狗山
裏天狗から西側に下りてきました。

民家の左手から奥へ入り、登山口へ向かいます。

天狗山登山口です。
どなたかの敷地内をお邪魔するような感じでした。
麓まで下りてしまったので、ここから天狗山へ登ります。

ここの斜面は植林です。

ここの杉たちも、けっこう焼けてしまっていました。

ん〜、なんとも言えない山の景色です。

斜面を登りきり、尾根筋に出たら、最後は少し急な登りです。

天狗山山頂に到着です。

山頂は展望も良くて、ベンチもいくつかあったので、休憩には最適です。

天狗山からの下り
下りは、尾根伝いに子安観音堂まで下ります。

途中、寄り道できる富士見岩というのがありました。

後半は、低山らしい雑木林の道です。

途中に、足利百名山の須永山。

子安観音堂の脇に出ます。

最後は少し車道を歩いて、さいこうふれあいセンター駐車場まで戻り、本日も無事終了です。

両崖山の感想
当初の目的だった梅は何処へやら・・・といった感じで、思っていたよりも魅力的な登山道と、山火事跡のインパクトで、中身の濃い山行になりました。
両崖山と天狗山を周るコースも、お手軽で良い周回コースだと思いますが、個人的には両崖山から先の道と小天狗・裏天狗がオススメです。
歩きながら「足利アルプスって、もしかしてここかなぁ???」なんて思っていましたが、ここでしたね。
あと、日頃から体調管理をもう少しちゃんとしよう。
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