物語山と阿唱念ノ滝

物語山

物語山
標高:1019m
所要時間:約6時間

群馬県甘楽郡下仁田町にある、物語山(ものがたりやま)と阿唱念ノ滝(あしょうねんのたき)へ行ってきました。
サンスポーツランドから、林道を登り登山口へ。
登山口からは、急斜面を登り鞍部から西峰、鞍部まで戻って山頂と南峰を巡り、同じルートでサンスポーツランドまで戻ります。
阿唱念ノ滝は、同じくサンスポーツランドから出発して、こちらも滝からは同じルートで戻ります。

物語山、なんとも不思議な名前に興味をそそられます。
単純に、名前だけでそのうち行ってみよう、となっていました。
阿唱念ノ滝もセットで行くと、別コースになり少し時間がかかりそうなので、日照時間の長い春先に行ってきました。

物語山と阿唱念ノ滝

駐車場

本日の出発地点は、サンスポーツランドです。
入口を入ってすぐに駐車スペースがあり、登山者は無料で停められます。

サンスポーツランド

林道歩き

サンスポーツランドを出発し、橋を渡るとすぐに物語山と阿唱念ノ滝との分岐があります。
物語山方面へ進むと、登山口までは沢沿いの林道歩きになります。

林道

林道といっても、途中からは荒れてしまっていて、車両で行くのは難しそうです。
基本的に、沢に沿って道があるのですが、滝も沢山あって楽しみながら歩いていけます。

林道沿いの沢

ちょうど新緑の季節で、緑が鮮やかでした。

林道

物語山

林道を歩いていくと、登山口に着きます。
ここからは登山道です。

登山口

林道が木で止められていて、一応案内板もあります。

登山口

林道の横にある沢を渡っていきます。
ここの沢は、一見枯れているように見えますが、地中というか沢筋のだいぶ下の方を水が流れているようです。
登山口辺りだけ水が無くて、上流と下流は水があるので不思議に思い、帰りに確認してみました。
橋などは見当たらなかったので、増水時は渡れないかもしれません。

登山口

コルまでの登り

まずは、植林地を登っていきます。
ここは、けっこう急坂。

植林地の登山道

植林地を登り終え、小さな尾根を越えていきます。

登山道

この先が、独特のガレ場のような道です。
瓦のような石片が積み重なっていて、ここもかなり急坂です。
足元が崩れやすく滑りやすいので、上下に他の登山者がいる場合は、気を付けた方がよさそうです。

登山道

コルに到着。
物語山山頂と西峰の分岐になっています。

コル

物語山西峰

まずは、西峰へ向かいます。
少しだけ切り立った箇所がありますが、難しくない登りです。

登山道

10分程で西峰に到着。

物語山西峰

妙義山や浅間山方面の展望が開けます。
全行程の中で、ここが一番の展望でした。
ただ、スペースがあまりないので、休憩には適さない感じです。

西峰からの展望

物語山山頂

西峰から一度コルまで戻り、今度は物語山山頂を目指します。

登山道

ここからは尾根道の登りですが、ここまでの道に比べるとそんなにキツくないです。

登山道

物語山山頂に到着。
特に展望は有りませんが、新緑のせいか気持ち良い山頂でした。

物語山山頂

南峰

山と高原地図では、山頂の南側が休憩適地という記載でしたので、行ってみることに。
尾根伝いに歩いていくと、こちら側が南峰ということらしいです。
少し先まで下ってみましたが、特に展望があるわけでもなく、広めの尾根というだけでした。
それなら、ということで特に他の人もいないので、山頂まで戻って休憩にしました。

南峰

下山

休憩を終えたら、下山開始です。
登りと全く同じルートで下ります。

登山道

岩片の急斜面は、滑りやすく崩れやすいの慎重に。

登山道

阿唱念ノ滝

スタート地点の分岐まで戻ったら、お次は阿唱念ノ滝に向かいます。
荒れ気味の林道っぽい道を進んでいくと、沢に出会います。
基本的に、この沢沿いに登っていきます。

阿唱念ノ滝への道

入口は石段があったので、遊歩道のような道なのかと思いきや、まあ荒れてしまってます。

阿唱念ノ滝への道

道が崩壊してしまっていたり、落ち葉に埋もれてしまっていたりで、どこから行こうか悩みます。
所々テープがあり、沢沿いに進めばいいので、迷いはしないですけどね。

阿唱念ノ滝への道

色々なところで紹介されている割には、ちょっと道が荒れすぎですかね。
個人的には、こういうルートが分かりにくい道はけっこう好きですけど、普段着で行くような所ではなかったです。
マップなどに記載したり、キレイな看板を立てる前に、行政の方は実踏した方が良いと思います。

阿唱念ノ滝への道

さて、滝の近くまで進むと、石碑などが出てきます。

阿唱念ノ滝への道

阿唱念ノ滝に到着。
ここは、周囲が岩壁に囲まれていて、独特の雰囲気です。

阿唱念ノ滝

滝の裏側にも入れます。
なかなか良い滝でした。
同じルートでサンスポーツランドまで戻り、本日も終了です。

阿唱念ノ滝

芹の湯

帰りに、芹の湯へ寄ってきました。
山の中にポツンとある温泉です。
洗い場と湯船だけのシンプルな造りですが、泉質も良く登山後には最高です。
オススメですね!

芹の湯のウェブサイトはこちら
https://www.serinoyu.com/

芹の湯

物語山と阿唱念ノ滝の感想

登山口までのゆったりとした沢沿いの林道歩き、登山口からの急登、山頂付近の尾根道、阿唱念ノ滝までの荒れた道、と色々な表情を見せてくれました。
思っていた以上に歩きごたえがあり、バラエティに富んだ面白い山行になりました。
物語山、阿唱念ノ滝ともに、同じルートを戻る形でしたので、阿唱念ノ滝付近と物語山山頂を結ぶ周回ルートがあればより良いのになぁ・・なんて勝手に思ったりして。
独特の雰囲気が有りとても良かったので、足に余裕がある方は阿唱念ノ滝も行ってみてほしいです。

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