妙義山 妙義神社から天狗岳周回

妙義山

妙義山
標高:1084m(天狗岳)
所要時間:約6時間

群馬県安中市と富岡市に跨る、妙義山の白雲山へ行ってきました。
妙義神社から出発して、大の字、見晴を経由して天狗岳へ。
下りは、タルワキ沢コースから中間道を通り、妙義神社まで戻ってくる周回コースです。

今回は妙義山です。
長野方面へ出かける際には横を通り、いつも目にしていたあの山です。
見た目が魅力的な岩山なので、そのうち行ってみたいなぁと思いつつ、行く機会が無くて初めての妙義山です。
行く前に少し下調べをしていると、表妙義と裏妙義があり、今回計画したエリアは表妙義。
で、表妙義の白雲山という山塊へ行きますが、妙義山と白雲山という名のピークは無いようです。
地図などでは、上級者向け、難関、危険などの言葉が並びますが、どのような山なのか楽しみです。

妙義山 妙義神社から天狗岳周回

登山者用駐車場

今回の出発地点は、こちらの登山者用駐車場で、無料で駐車できます。
とても広くて、50台くらいは停められるようです。
先客1台、妙義山なのでもっと登山者がいるかと思いましたが、平日はこんなものなのかなぁ。
トイレなどの設備はありませんが、少し上に道の駅があります。

登山者用駐車場

というわけで、駐車場から出発。
少し車道を歩いて行きますが、ちょうど正面にこれから登る妙義山が見えます。

車道から妙義山

妙義神社

車道を上がっていくと、入口の鳥居があります。
表参道のようなところを上がっていきますが、周囲はだいぶ廃れてしまっています。
昔は、活気があったのでしょうね。

入口の鳥居

平日の午前中なのに、ちらほらと参拝の方がいます。

妙義神社

この階段を見て、上まで行かない選択をする人もww

妙義神社

ここは、けっこう規模が大きいですね。

妙義神社

キレイに維持管理されています。

妙義神社

登山口

妙義神社の上まで来たら、早速登り始めます。
登山口は右側(東側)。

登山口

登り始めは、緩やかな登り坂で、いたって普通の登山道。

登山道

少し歩いていくと、段々と勾配がキツくなってきて、足元に岩が増えてきます。

登山道

早速、鎖場も出現してきます。

登山道

大の字

鎖場を登り終えると、分岐に到着。

大の字との分岐

分岐から大の字方面へ。

登山道

出ました!直登の鎖場!!

大の字の鎖場

慎重に岩を登っていくと、大きな「大」の文字が。
大の字っていう名は、こういうことね・・と自分の中で合点。
中腹に見えていた、大の字が設置されている岩場でした。

大の字

ここはスゴく眺望が良くて、下の方はもちろん、振り返るとこれから登る山々もよく見えます。

大の字から妙義山

大の字の岩場を慎重に下りて、分岐まで戻り上へ進んで行くと、すぐに辻という所に着きます。

ここは、第一見晴から登ってくるコースとの分岐になります。
しかしまぁ、ここの山は煽る煽る。
過去には事故もあるだろうし、妙義神社からなんとなく登ってきちゃう観光客もいるのでしょう。

さて、ここからがこのコースの本番ともいえるので、改めて気を引き締め直して登っていきます。
先程「大の字」の岩場がありましたが、そこの上り下りが困難なようであれば、この先は進まないほうがよいでしょう。

辻の横にある鎖場

奥の院

辻の少し上に、奥の院があります。

奥の院

ここは冷気が漂っていて、なんとも言えない厳かな雰囲気。
だいぶ汗をかいていたので、体には気持ち良い空気です。

奥の院

下からは、梯子で上がれます。

奥の院

見晴

奥の院横の鎖場が、なかなかハードです。

鎖場

下りだとチョット苦労しそう。

鎖場

見晴に到着。

見晴

ここは、妙義山の端っこの岩場です。
遮るものが無く、柵1つ無いのが良いですね。

見晴

ビビリ岩

岩の間の道を抜けていくと・・

登山道

ビビリ岩に到着。

ビビリ岩

取り敢えず、一段上に上がってみると・・

ビビリ岩

斜め上に這い登っていく感じの岩でした。
これは、鎖が無いと心理的に無理。
そりゃビビリますわ。
写真は、ビビリ岩の上から撮ったもの。

ビビリ岩

背ビレ岩

鎖場と鎖場の間も、岩の間を縫うように道があり横は切り立っているので、それなりに危険かと思いますが、足元はしっかりしています。

登山道

背ビレ岩に到着。
途中、玉石という所もありましたが、よく分からなかったので、写真は撮っておらず・・。

背ビレ岩

ここは、細い所を登って行きますが、横は断崖絶壁。

背ビレ岩

個人的には、ここが一番怖かったです。

背ビレ岩

大のぞき

続いて、大のぞきという所に到着。

大のぞき

これから向かう方面も見えます。
自分の居る所も、外から見ればこんな感じなんだろう。

大のぞき

この先は、鎖場が連続します。

鎖場

この先はどんな感じなんだろう・・と、こういう道は好きです。

登山道

今日イチで長い鎖場。

鎖場

下から見上げる。
30mくらいはありそうです。

鎖場

天狗岩と天狗岳

ここまでで鎖場地帯は終了、天狗岳方面を目指します。
が・・・この辺りの道が不明瞭。
踏み跡を辿っていくと、岩で行き止まりだったりして、ウロウロしてしまいました。

登山道

ここを行くわけじゃないよなぁ、と覗いてみたりして。

登山道

少し時間を費やして、天狗岩に到着。

天狗岩

でも、ここには天狗岳の表示があります。
現地では天狗岳、アプリや紙の地図上では、天狗岩にあたる所。
う〜ん、どっちなんだろう???と思いながら、取り敢えず安定した岩場なので、今日はここでお昼休憩とします。

天狗岳?

休憩後、少し歩いていくと突き出している岩場があります。
アプリと地図上では、ここが天狗岳ですが何も表示がありません。
標高的にはここの方が高いので、自分的にはさっきのが天狗岩、ここが天狗岳ということにしておきました。

天狗岳

タルワキ沢コース

ここから下りです。
今日のメインエリアは終わりましたが、気を抜かずに歩くことを心掛けます。

登山道

タルワキ沢のコルっぽい所に到着しましたが、アプリ上のGPSではもう少し先の表示が出ています。
コルと言っていい場所だし、下っていく道もあるし、この先の谷筋で方向は間違いないので、様子を見ながら下っていくことに。

コルからの下りの道

うん、ここの道で問題なかったので、タルワキ沢出合まで下っていきます。
ここの道は、足元に岩がごろついている上に急坂なので、登りでも下りでもけっこう大変です。
妙義山といえば、鎖場などに注目が集まりますが、距離と時間はそれほどではないものの、上までの登山道もなかなかのものです。

登山道

第二見晴

中間道まで下りてきました。
う〜ん、穏やかな道で、安心して歩けます。

登山道

と思いきや、鉄階段の登場。
後半に階段登りはちょっとシンドイ。

鉄階段

第二見晴に到着。
もの凄く眺めが良いのだけど、上の方で似たような景色を散々見てきたので、もういいかなぁって感じ。

第二見晴

第一見晴

あとは、緩やかな下り坂。

登山道

途中に滝がありましたが、水量が少ない。
急峻な山なので、沢の水自体が少ないようですね。

大黒の滝

第一見晴。
ここも、眺めは良いんだけど、軽く眺めて終わり。

第一見晴

妙義神社まで、無事に戻ってきて終了です。

妙義神社

登山とは関係ないけど、妙義神社の石垣が素晴らしかった。
訪れた方は、ぜひ見てほしい。

妙義神社の石垣

温泉

帰りに、もみじの湯に寄ってきました。
車で5分くらいなので、ありがたい。
終わって直ぐに温泉に入れるのはサイコーです。
温泉としては、特に特徴もないお湯ですけど、汗を流すには丁度いい感じです。

もみじの湯のウェブサイトはこちら
https://www.tomioka-silk.jp/_spot/sightseeing/detail/FureaiP-Momiji-no-yu.html

もみじの湯

妙義山の感想

初の妙義山でしたが、期待を裏切らない面白い山行でした。
鎖場がピックアップされ勝ちですが、それ以外の登山道も登りごたえがあり、ハイグレード・ハイキングって感じです。
今回は白雲山でしたが、他のコースや裏妙義も行ってみたいと思います。

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