
蕨山
標高:1044m
所要時間:約6時間30分
埼玉県飯能市にある、蕨山(わらびやま)へ行ってきました。
名郷から出発して蕨山山頂へ。
有間山の橋小屋ノ頭、鳥首峠を経て白岩へ下り、名郷へ戻る周回コースです。
今回は奥武蔵の蕨山です。
この周回コースは、けっこう前から計画をしていて、今「ここの山へ行きたい!」という候補が無い時や、天候などの関係で他のエリアが難しい時などのために、セカンドプラン的な感じで頭の中に入れていた山です。
12月上旬頃は、奥多摩辺りを2〜3回行こうと思っていたのですが、前回の天目山へ行った際に、日帰り温泉のもえぎの湯が改装工事中ということで、気分が萎えてしまいました。
411号沿い以外で、この辺りの候補を探した感じです。
標高も少し低いので、紅葉も残っていたらいいなぁと淡い期待も持ちつつ・・。
駐車場
本日の出発地点は、こちらの駐車場です。
名郷バス停の横に停められて、公衆トイレもあります。
平日1日500円也。

支払い方法が分かりづらいのですが、山から戻ってくると封筒がワイパーのところに置いてあります。

看板のところに、料金箱が設置されるので、封筒にお金を入れて投函します。

林道
駐車場の裏側に橋があるので、ここを渡ってスタートです。

少し歩くと、未舗装路になります。

堰堤に突き当たる、林道が終わる所まで進んでいきます。

堰堤の手前で沢を渡り、山へ入っていきます。
ここが登山口ですかね。

屈曲点
ここからは、植林地を歩いていきます。

途中までは沢沿いです。

尾根に上がる手前は急坂です。
木々の隙間から、差し込む朝日が気持ち良い。

アプリの地図で表示されている、屈曲点というところに着きました。
尾根に上がった地点です。
スタートからは50分ほど。

蕨山
ここから、暫くの間は尾根歩きになります。

少し行くと、岩場も現れました。

周囲の山々も、間から見えます。

イメージでは、のんびりと尾根歩きの心持ちでしたが、意外と登りごたえがある。
岩場もけっこう急ですが、危ないとか難しいというわけではないです。

ここの尾根道は、変化があって登りごたえもあり、まぁまぁ周囲の山々も視界に入るので、歩いていて楽しい良い道ですね。

最後の登りは、けっこう傾斜も大きいです。

分岐まで登ってきました。
3つの峰から構成された、山の総称を蕨山というようです。
ここの分岐点が第2峰で、左側(南東)へ行くと第3峰の展望台だそうです。
今回は、展望台へは行かないので、右側(西)へ向かいます。

分岐から数分ほど歩いていくと、蕨山第1峰の最高点に着きました。
蕨山山頂ですが、特に到達感は無いかなぁ。
スタートから2時間ほどです。

逆川乗越(大ダル)
蕨山山頂からは、逆川乗越というところを目指します。

この辺りは、山の上とは思えないほど、穏やかな道です。

10分ほど歩くと、一面ひらけた駐車場のような場所に出ました。
逆川乗越という所で、すぐ下に林道が有ります。
地図には載っていないですが、北側にも通行止めになっている林道が有ります。
交差点のようになっているので、昔は資材置き場やロータリーのような使い方をしていたのかも知れません。

ここは、東屋もあり休憩適地です。
というわけで、日なたのベンチで早めのお昼休憩。

橋小屋ノ頭(有間山)
一休みしたら、橋小屋ノ頭へ向かいます。

ここからは、けっこう急登だろうなぁと思っていたけども、予想通り。

細長い急な尾根が続きます。

岩場などではない道で、ここまで急なのは珍しいのではないかと。
今まで見てきた中でも、上位の急坂です。

休み休み登り、橋小屋ノ頭に到着です。
この辺りの山稜の総称として有間山と呼ぶらしいので、有間山の一角といったところでしょうか。
標高1163m。
本日の行程では、ここが最高地点です。

ヤシンタイノ頭
橋小屋ノ頭からは、鳥首峠方面へ向かいます。

小さなピークがいくつもあり、アップダウンを繰り返しながら下って行く感じです。
左側の秩父方面には、ずぅっとネットが張られていました。

ここの尾根は、南西側の眺めが良くて、秩父・奥多摩方面がよく見えます。

下って登り返し、ヤシンタイノ頭に到着。

しょうじくぼの頭
この辺りから、ススキが顔を出してきました。

ここの尾根は、それぞれの小さなピークに名前が付いています。
ここは、しょうじくぼの頭。

滝入ノ頭
前方を見ていると、スキー場のゲレンデのように、山の中に1本白っぽい筋が入っています。
ライン的には、登山道っぽいけど何なんだろうなぁ?と不思議に思いながら進んでいくと、ススキの道でした。
尾根沿いから秩父方面の斜面にかけて、一帯がススキの生息地になっていました。
この時期ならではの風景かもしれませんね。
晩秋を感じ、風情のある道です。

振り返ると、有間山方面もよく見えます。
けっこうアップダウンのある尾根ですね。

というわけで、滝入ノ頭。

鳥首峠
さて、尾根道も終盤。

尾根の肩のような所まで来ると、鳥首峠のプレートが・・。
ん・・?
ここが鳥首峠なのか?と。
位置的にはまだ早いし、峠っぽくないしなぁ、と思い色々と確認してみると、鳥首峠は右下へという表示でした。

で、ここからの下りがまた急斜面。
踏み跡はあるので間違えないですが、ロープが張られていなければ、間違いないか確認するレベルです。

急坂を下り終えたら、送電線の鉄塔があります。
鉄塔の下で、2名の作業員の方が休憩していました。
ここまで上がってきて、仕事をするんだから大変だなぁ。
山で出会ったのは、この方々だけでした。

鉄塔を越えて少し行くと、鳥首峠に到着です。
橋小屋ノ頭から約1時間20分。

白岩方面に下り
ここからは、名郷まで下っていくだけ。

よくある低山の道で、人の手が加えられている感じです。

廃集落に到着。
かなり年月が経過してしまっていますが、けっこう大きな家屋もありました。
こんな山奥で、どんな生活をしていたのでしょうか。

潰れてしまっている廃屋もあります。

さらに下っていくと、何かの建屋跡とモノレールの軌道跡も。

物々しく、立入禁止の看板も沢山有り、一体ここは何なんだろう???

少し気になったので、帰ってから検索してみました。
どうやら、コンクリートの跡地は鉱山のプラント跡のようでした。
山行中に見えていた鉱山は、稼働をしていないようですね。
廃屋も、探索をしている方々がたくさんいて、まぁ嘘かホントか様々な記述がありました。
開発が無ければ、まだこの土地に住んでいる人もいたかも知れませんが、当事者じゃないと詳しいことは分からないですね。
色々と歴史がありそうな土地です。

アプリの地図では「白岩」と表記されていたので、シンボル的な大きい岩があるのかと思っていましたが、それらしき岩は見当たらず。
地域名というか、白岩地区ということなんでしょうか。
あるかも知れないですけど。

最後は、沢沿いの車道を紅葉を眺めながらのんびりと歩き、名郷まで戻って本日も無事終了です。

さわらびの湯
帰りに、さわらびの湯に寄ってきました。
季節柄、汗掻いて体が冷えてとなると、帰り掛けに温泉に浸かれると至福のときです。
泉質自体は、あまり特徴が無いのですが、ここは登山者御用達といった感じです。
蕨山は、全然人がいませんでしたが、温泉は登山帰りの方がチラホラと見受けられました。
皆さん、棒ノ折山などに行ったのかな?
さわらびの湯のウェブサイトはこちら
https://sawarabino-yu.jp/

蕨山の感想
どこか大きなピークを目指したわけではないので、登頂した感というか達成感のようなものは無いのですが、山歩きとしてはとても良い周回コースでした。
蕨山までの尾根道は、岩場もあり変化に富んでいて面白いです。
橋小屋ノ頭への急登は、なかなかの傾斜なので登りごたえ抜群です。
個人的には、集落跡などを通過するのも様々な想いを巡らせる機会になり、なかなか興味深いです。
標高1000m台の山々へ出掛ける方には、オススメできる良い周回コースでした。
冬場も悪くないですが、夏を避けた緑の時期や紅葉の時期の方が、景観としては良いかも知れません。
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